2010年7月21日水曜日

Marines Go Home 上映 8/9(月)

8月9日に、アップリンク(渋谷)で、開催の『日米安保50年天木直人、大いに語る』で、「Marines Go Home 2008」が上映されます。
http://www.uplink.co.jp/factory/log/003657.php

2010年7月13日火曜日

「辺野古を考える」全国上映キャラバン始めます!〔8月~12月〕

「辺野古を考える」全国上映キャラバンにご協力ください

藤本 幸久(映画監督)     
影山あさ子(プロデューサー) 

私たちはこれまでに製作しました辺野古、沖縄、アメリカ、海兵隊を描く6作品とともに、「辺野古を考える」全国上映キャラバンに取り組みます。

映画「Marines Go Home-辺野古・梅香里・矢臼別」の撮影で、2004年に沖縄を訪れて以来、私たちは、現在も辺野古を中心に、沖縄の撮影を続けています。2006年からアメリカの取材を始めたのも、その原点は沖縄にあります。辺野古にあるキャンプ・シュワブの海兵隊員たちが、どこから来た誰なのか、私たちは知る必要があると考えたからです。

昨年、普天間基地の県外移設を掲げて誕生した民主党政権でしたが、鳩山首相は日米共同声明で辺野古への移設を合意して辞任。菅首相も日米合意に基づき普天間基地移設問題に取り組むと表明、辺野古への移設計画を踏襲する方針です。

普天間基地をどうするのか、辺野古に新基地を作らせるかどうかは、すべての日本の人たちの将来に関わる重大な問題です。

1997年に新基地建設計画が浮上して以来、これで実に三度目の辺野古新基地建設計画です。13年間、辺野古へ基地が出来なかったこと、また今年の名護市長選挙、沖縄県民大会をみても沖縄県民の意思はきわめて明確です。あとは、他の日本の人たちが、この問題をどう受け止めるのか、どう考えるのかにかかっています。

私たちのキャラバンは、全国津々浦々を映像とともにまわります。
辺野古のことを一人でも多くの方々に伝え、考え、行動していただく試みです。
影山プロデューサーは年内一杯、北海道内をキャラバンし、藤本監督は9月末から本州に向けて出発します。

ぜひ、みなさまの場所でもキャラバン上映を企画していただきたく、お願い申しあげます。


【プログラム】

以下の①~⑦から1つでも、7つでもかまいません。1箇所1日以内、一人1000円の参加費で、30人から上映します。お寺、教会、学校、個人宅、公民館、公共施設など、暗くなる場所でしたら、上映場所は問いません。会場費がかかる場合、また、100人を超える大人数の場合などは、ご相談ください宿泊が必要な場合は、宿をご用意ください。

入場料については、当日・一般 1000円を下回らないように設定していただきますようお願いします。クローズドの会場以外、無料の上映はご遠慮ください。シニア・学生・会員などの割引は、自由に設定していただいてかまいません。


①映像レポート「また、また、辺野古になるまで」(2010年/33分)
新基地建設予定地とされる辺野古や大浦湾の海と暮らし。美しい大浦湾の水中映像。沖縄の人々の闘いと意思。名護市長選挙、9万人の県民大会、普天間基地包囲行動。2004年~2005年の海上阻止行動の日々。(撮影・構成・編集:藤本幸久、影山あさ子 水中撮影:牧志治)

「ONE SHOT ONE KILL」(2009年/108分)
米海兵隊ブートキャンプ(新兵訓練所)の12週間の訓練を描く。最初に教えられることは、「口を閉じよ、疑問を発するな」ということ。そして、卒業まで、何万回も同じ事を繰り返す反復訓練。命令に、疑問を持たず直ちに従う人格形成と、考えなくても命令どおりに動く肉体作り。素手で殴り殺し、銃剣で刺し殺し、ライフルで撃ち殺す。沖縄に送られてくるのは、無意識でも人を殺せる技術を身につけた若者たちなのだ。 (撮影:栗原良介 録音:久保田幸雄 音楽:川端潤)


「Marines Go Home 2008―辺野古・梅香里・矢臼別」(2008年/118分)
沖縄・辺野古の浜に座り続けるおじいやおばあたち。基地建設のためのボーリング調査を止め続けた海上阻止行動の日々。米軍の射爆場を撤去させた韓国・梅香里の漁民たち。北海道・矢臼別演習場のど真ん中に暮らし続ける農民。志を守り屈せずに、闘い続ける人々の姿。(撮影:藤本幸久、小寺卓矢、録音:久保田幸雄、編集:影山あさ子・藤本幸久)

「アレン・ネルソン-ベトナムの記憶-」(2009年/52分)
元沖縄駐留海兵隊員アレン・ネルソンが語るベトナム戦争最前線の記憶。初めて人を殺したときのこと、多数の住民を殺害した戦場の日々、帰国後のホームレス生活、PTSD(心的外傷後ストレス障害)・・・本当の戦争とは。(撮影:栗原良介、音楽:アレン・ネルソン)

「アメリカ-戦争する国の人びと」(2009年/494分)
ベトナムからイラクまで、アメリカの人びとの戦争体験を描く8つの物語(①高校、②イラク戦争、③戦死、④先住民、⑤見えない人々、⑥ベトナムの記憶、⑦抵抗、⑧それぞれの春)、全8時間14分。イラク帰還兵とその家族、シンディー・シーハンら戦死者の遺族、ベトナム帰還兵、劣化ウランに被曝した兵士、ホームレスになった人びと、基地被害に苦しむ人たち、そしてアーレン・ワタダ中尉のように戦争を拒否する兵士らが登場する。 いくつかのエピソードを選んでの部分上映もできます。(撮影:栗原良介・中井信介 インタビュアー:影山あさ子 コーディネーター:加藤鈴子・福原顕志)

「アメリカばんざいーcrazy as usual」(2008年/118分)
イラクへ行った陸軍兵士ダレルとイラク行きを拒否した海軍兵士パブロ。二人はなぜ兵士になったのか。生活のため、学費のため・・そこに共通するのは貧困だ。人を殺した若者は、元の自分に戻れない。命令を拒否した兵士は、軍法会議で処罰を受け、大学も、仕事も、保障もすべて失う。人を殺してしまった若者は、どうやって生きてゆけばよいのか。戦争を拒否した若い夫婦はどうやって暮らしてゆけばよいのか。
(製作:森の映画社 共同製作:連帯ユニオン関西地区生コン支部・「アメリカ-戦争する国の人びと」製作委員会 主題歌:「For The Mothers」(作詞・作曲・歌 Betsy Rose))

⑦藤本監督、影山プロデューサーの講演(30分~120分)
今回の全国キャラバンでは、すべての会場に監督かプロデューサーが参加します。映画上映と併せて、質疑や30分程度の講演も出来ますし、90分~120分の講演プログラムも可能です。90分~120分の場合は、「ONE SHOT ONE KILL」、「アレン・ネルソン」、「また、また、辺野古になるまで」の映像を使って講演します。時間や内容など、いろいろ対応可能ですので、ご相談ください。

【キャラバンのスケジュール(予定)】

北海道を起点に、2010年8月出発。東北、関東甲信越、北陸、東海、関西、四国、中国、九州と回り、12月末に沖縄へ。

*決定した日程は、こちらに随時アップしています。
*北海道内は、影山プロデューサー班が12月一杯まわります。

【キャラバン上映の方法】
スクリーン、プロジェクター等の上映機材を持って、全国どこでも、出前上映いたします!

【お申し込み・お問い合わせ】
影山事務所まで。
(左欄の「お問い合わせ」をクリックするとメールが送れます。)


【自主上映】

「辺野古を考える」上映キャラバンで上映する作品は、映像レポート「またまた辺野古になるまで」を除き、いずれも自主上映が可能です。キャラバンが各地をまわる期間以外に上映を希望される際は、自主上映をお申し込みください。

自主上映のご案内は、こちら

2010年7月10日土曜日

藤本監督インタビュー 

昨日〔7月9日〕に、横浜のジャック&ベティでの「ONE SHOT ONE KILL」の上映が終了。
2週間の上映でしたが、約500人の方々にご来場頂きました。
ご来場いただいた皆さん、トークゲストでお越しくださった山崎正則さん、ご協力くださった皆さん、ありがとうございました。

ジャック&ベティの元副支配人のリオさんによる藤本監督のインタビューが、以下からご覧いただけます。



100年後の映画館のために

映画館元副支配人による映画と映画館をめぐるインタビューの記録

2010年7月5日月曜日

森の映画社製作ニュース2010年7月号

森の映画社製作ニュースを発行しました。
製作協力者の皆様方には、郵送しましたが、こちらからご覧いただけます。

「ONE SHOT ONE KILL」、「アメリカ-戦争する国の人びと」のこれまでの上映報告と辺野古を考える上映キャラバンのご案内などです。

2010年7月4日日曜日

映画評

以下の映画評がWebでご覧いただけます~


★ドキュメンタリー映画の最前線メールマガジンneoneo 142号 2010.3.15
■ドキュメンタリー時評 (萩野 亮)

★映画芸術No.431(2010/3/23)
闘うドキュメンタリー時評Vol.4 金子遊(批評家)
『アメリカ ―戦争する国の人びと―』『Marines Go Home 2008』『One Shot One Kill―兵士になるということ―』

★Webマガジン e-days
藤本幸久監督のドキュメンタリー『アメリカ―戦争する国の人びと』
大場正明(評論家)


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